こんにちは、バナナ夫です。
今回も前回に引き続き、
「しなやかマインドセット」 vs 「硬直マインドセット」の話をしていきたいと思います。
前回は、
『「しなやかマインドセット」vs「硬直マインドセット」の概念が、人生でも5本の指に入るほどの衝撃だった』
という話をしました。
今回は、「しなやかマインドセット」 vs 「硬直マインドセット」の概念をもとに、
自分の人生を振り返ってみたいと思います。
結論、かなり硬直マインドセットの世界観で人生を生きてきたな・・・と思いました。
※しなやかマインドセットと硬直マインドセットは、「マインドセット やればできる!の研究」著者:キャロル・S・ドゥエック にて記載されている概念です。
マインドセット やればできる!の研究
※Kindle版もあります。
「しなやかマインドセット」「硬直マインドセット」について簡単におさらい
![](https://kanazawa-log.com/wp-content/uploads/2022/08/madison-oren-uGP_6CAD-14-unsplash-1024x683.jpg)
まずは簡単におさらいから。
しなやかマインドセットとは、
能力や才能は努力や鍛錬によって伸ばすことができる、と信じている状態のことです。
しなやかマインドセットを持っていると、
失敗や困難に直面したとしても、自分の能力は伸ばせると信じているため、
努力して改善しようとし、
結果として自分の能力が上がって、成果につながります。
一方で、硬直マインドセットとは、
能力や才能は生まれ持ったものであり、変えられないため、努力しても意味がない、と信じている状態のことです。
そして、硬直マインドセットを持っていると、
失敗したときや困難に直面した際に、
自分の能力や才能は変えられないと考えているため、
自分の失敗を受け入れられません。
なざなら、失敗したことを受け入れてしまうと、
自分の能力が足りないことを認めることになりますが、
能力は伸ばすことができないと考えているため、
打つ手が無くなるためです。
そして、数々の調査や研究から、
「しなやかマインドセット」を持っている方が、
「硬直マインドセット」を持っているよりも、
高い成果を出す、ということがわかっています。
人生振り返り ~基本的には、硬直マインドセットに陥っていた、高校生まで~
![](https://kanazawa-log.com/wp-content/uploads/2022/08/martin-pechy-u-2g_UCBP4E-unsplash-1024x683.jpg)
自分の人生を振り返ってみて、どっちのマインドセットを持っていたか、考えました。
高校生までは、しなやかマインドセットと、硬直マインドセット、
一応、両方を持っていました。
でも、どちらかというと、硬直マインドセットの方が強かったです。
スポーツや、人前で話しをすることや、文章を書くこと、などは、
硬直マインドセットでものごとを見ていました。
才能が大事であり、努力しても、変わらない。
スポーツできる奴は、元々身体能力が高くて才能があるやつだし、
人前で話をしたり、文章を書くことも、できる奴はもともとできる。
このようなマインドセットを持っていました。
受験勉強については、しなやかマインドセットを持っていました。
勉強すれば勉強しただけ、テストの点数は上がると。
結果として、しなやかマインドセットを持っていた受験勉強については、
かなり勉強して、難関大学に合格することができました。
一方で、
スポーツや、人前で話をしたり、文章を書いたり、ということに関しては、
優れた成果を上げることができませんでした。
試行錯誤したり、努力して技能を磨く、ということをしませんでした。
人生振り返り ~すっかり硬直マインドセットが強くなった、大学進学から社会人に至るまで~
![](https://kanazawa-log.com/wp-content/uploads/2022/08/engin-akyurt-GkLTWK1jzvk-unsplash-683x1024.jpg)
難関大学に進学したのは良かったのですが、
自分が難関大学に合格したことにより、
何事にも才能が大事だ、とより強く思うようになりました。
つまりは、何か物事を遂行するにあたり、才能が大事だし、
持って生まれた才能で、物事を上手にできるかが、決まる。
こう考えるようになりました。
お手本かのような、「硬直マインドセット」です。
そして、「硬直マインドセットは失敗に弱い。失敗すると立ち直れない。」
という、これまた本書で何度も出てくる通りの、
典型的な硬直マインドセットのダメなパターンに乗っかっていました。
色々と実例を挙げればキリがないですが、
例えば、就活は、面接も才能だから努力しても無駄だと思っていたため、
全然努力しなかったので、面接に落ち続けました。
その後、就職してからも、
仕事上の知識は増やすことができても、
それ以外の、人格や性格やコミュニケーション能力や体力などは、
生まれ持ったものであり、変えられない、という、硬直マインドセットを持っていました。
もともと硬直マインドセットよりだったのに、
脳科学者の中野信子先生が書いた「努力不要論」なんかを読んだりして、余計に、硬直マインドセットに磨きがかかったのも、この頃でした。
結果、仕事においても、人生においても、行き詰まりを感じていました。
なぜなら、自分の能力は伸ばせないと考えていたからです。
いや、やっぱり努力したら伸ばせる能力もあるんじゃないか・・・と考えていた矢先に出会った、「マインドセット やればできる!の研究」
![](https://kanazawa-log.com/wp-content/uploads/2022/08/peter-conlan-LEgwEaBVGMo-unsplash-1024x683.jpg)
その後、30歳になった頃に、
精神科医の樺沢紫苑先生が書いた「アウトプット大全」を読んで、
「運動したら、体力がつくし、地頭も良くなる」、ということがわかりました。
だから、「体力や頭の良さは、努力次第で伸ばせる」というしなやかマインドセットを、30歳頃から持ちはじめました。
そして、「マインドセット やればできる!の研究」に出会い、
全ての能力は努力次第で伸ばせる、という、しなやかマインドセットを持とう、と心に決めました。
だって、そうした方が実際に成果も上がる、という事実があるのですから。
しなやかマインドセットで生きていこう、と心に決めてから、
自分の可能性がグッと開けたように感じます。
ここら辺の話は、また別途語っていけたらなと思います。
おわり。
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