キャロル・S・ドゥエックというスタンフォード大学の心理学教授が書いた、「マインドセット やればできる！の研究」という本が、自分史上一番心に刺さって、自分の人生を変えた、といったような話を、ここ最近ブログに書いてきました。
今回は、「しなやかマインドセット」VS「硬直マインドセット」の概念を学び、
「しなやかマインドセットで生きていこう」と決意してから、
自分がどのように変わったのかを、具体的に書いていきたいと思います。
結論、自分の人生に、すごく良い効果を与えています。
マインドセット やればできる！の研究
※Kindle版もあります。
ゴキブリ事変
すごく些細な出来事ですが、自分の思い込みを打破できた、劇的な出来事がありました。
それは、つい最近、ゴキブリを退治したときのことです。
妻が家でゴキブリを発見し、慌てて自分に退治してくれと頼みにきました。
しかし、自分はゴキブリが大の苦手でしたので、
すごく嫌な気持ちになりながら、ゴキブリと対峙しました。
頭の中では、こう思ってました。
「勘弁してくれよ・・・俺はゴキブリが大の苦手なんだ。
遺伝子レベルで苦手なんだ。俺の先祖もみんなゴキブリが苦手だったに違いないんだ。
ゴキブリと平気で戦える才能がある人が羨ましい。
なんで俺ってゴキブリと戦う才能が無いんだろう。嫌になってきた。」
この時！
自分がゴキブリに対して、硬直マインドセットに陥っていることに、気づきました！
ゴキブリと戦う能力は持って生まれたものであり、変えられない、と信じてしまっていたのです。
ここで、
ちょっと待てよ、と自分に喝を入れました。
「全ての能力は努力次第で伸ばせる」という「しなやかマインドセット」の世界観で見れば、
「ゴキブリを怖がらずに退治する能力」をも、努力や経験次第で伸ばせるのではないか。
そう思った瞬間に、
ゴキブリに対する苦手意識や、ネガティブな感情というものが小さくなり、
むしろ、どうやってうまくゴキブリを倒そうか、とか、
今回ゴキブリを退治したら、経験値が上がって、次はもっと上手に倒せるようになる、とか、
ポジティブな気持ちが沸いてきました。
結果、ゴキブリはしっかり倒すことができました。
また、自分の中で大きな収穫だったのが、
ゴキブリが苦手な気持ちが以前よりも小さくなっていた、ということでした。
そして、「次はもっと気軽に、ゴキブリを退治できる」と考えています。
もし、「自分の能力や性格や特徴は生まれ持ったものであり、変えることはできない」
という「硬直マインドセット」であったならば、
ずっとゴキブリが苦手なままだったし、自分がゴキブリが苦手なことに対して、
ネガティブな感情を持ち続けたままだったでしょう。
ところが、「自分の能力や性格や特徴は、努力次第で変えられる。」
という「しなやかマインドセット」であれば、
例え今はゴキブリが苦手でも、頑張り次第でゴキブリが苦手じゃなくなるはず、
とポジティブな感情を持つことができます。
また、実際にゴキブリを倒してみて、苦手意識が薄くなりました。
これが、直近で自分の中であった些細だけど大きな変化。
「ゴキブリ事変」でした。
我ながら、すごいことだと思います。
生まれ持って変えられないと思っていたことが、変えられたのですから。
男らしくなりたい。強くなりたい。
自分はどちらかというと、優しい系だし、特に強そうではない人間です。
そして、この性格も、以前は生まれ持ったものだから、しょうがないかな。
と思ってました。
しかし、「しなやかマインドセット」の視点から見てみると、
性格も努力次第で変えられるはずなんです。
もっと男らしく、逞しく、強くなれる。
そう心から思うと、やる気が沸いてきますし、実際にできる気がしてきます。
そして、筋トレや運動や読書などの自己研鑽にも、以前よりも精が出てきました。
仕事も家事も育児も、頑張れば成果が上がるとわかったので、好循環ができてきた
「しなやかマインドセット」をインストールする前であれば、
仕事や家事や育児において、ただ何も考えずに、実行するだけ、という時がありました。
どういう時かというと、「硬直マインドセット」でモノを見ている時なんですが、
例えば料理なんかがそうでして、
ある程度は上達するだろうけど、早くおいしく料理を作れるのも才能なんじゃないか、
って考えてました。
だから、料理作るは作るのですが、上達しようという気持ちは、ほとんどありませんでした。
でも今では、料理一つ作るにしても、どうすれば早く効率的においしく作れるのか、
考えるようになりました。
なぜなら、「しなやかマインドセット」で世界を見ているからです。
おいしい料理を作る能力、また、効率的に料理する能力。これらは、伸ばせると考えているからです。
そして、実際に「しなやかマインドセット」をインストールしてからというもの、
料理一つとっても、上手に効率的にやろうとするので、確実に上達していっているのです。
そうすると何が起こるかというと、料理が楽しくなるのです。
楽しいと、やる気がでます。
やる気がでると、もっと頑張ります。
頑張ると、もっと成果がでます。
このような、好循環が発生しています。
きっかけは、「しなやかマインドセット」VS「硬直マインドセット」の概念を知り、学んだ事です。
自己肯定感が上がった
自己肯定感が上がりました。
これは、上手くいかなかった時の捉え方が変わったからです。
以前は「硬直マインドセット」寄りでしたので、
うまくいかない時＝自己がダメだと、自己否定していました。
自分は変えられないため、才能が大事。
でも、失敗する＝自分に才能が無い＝自分は変えられないのでどうしようもない=自己否定
という考え方です。
「しなやかマインドセット」の考え方ですと、
うまくいかない時＝次はうまくいくように改善しよう、という成功の種として失敗をとらえています。
なので、うまくいかない時に、自己否定をしません。
それどころか、改善点を学んだわけですから、一つ学習できた、ということで、
成長したように感じます。
また、次に実際に改善して成果がでれば、かなり自己肯定感は上がります。
まとめ
まとめると、月並みな表現ですが、「しなやかマインドセット」は最高。ということです。
本当に、全人類が読むべきだと思います。
ポジティブになって前向きに物事に取り組めますし、
実際に成果も上がる。
自分の場合も、すごく前向きになったし、何事に対しても意欲的に取り組めるようになったし、
人生が好循環になってきているのを、体感しております。
是非是非、「マインドセット やればできる！の研究」一読をおすすめします。
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